こんな話を聞くと不安に思いますよね。
おうち英語を6年続けたゆーまるが感じたことを含めてお答えします。
そもそも英語って話せるようになる必要があるの?
AIがどんどん発達している今、子供が大人になる頃には翻訳機能が発達してるから、話せるようになる必要はないのでは?
そう考える人も多いのではないでしょうか?
確かにメールやちょっとした会話のやり取りでは、翻訳機を使えば困らないとは思います。
しかし相手と良好な関係を築いていくためには、会話は必要だと私は思います。
外国人が日本語で話しかけてきた場合と、翻訳機を通して話しかけてきた場合、どちらの方が「仲良くなれそう!」と感じますか?
また、ビジネスにおいても重要な事はしっかり意思疎通がとれる人に頼みたいと思うのも自然なことだと思います。
グローバル化が進む今だからこそ、海外の人とコミュニケーションが取れる最強のツールとして英語は必要だと思います。
人対人だからこそ、会話は重要!
英語が喋れないゆーまるは海外に行った時に、何度も痛感しました。(涙
おうち英語の成果が出ない理由
英語が必要なのは分かったけど、おうち英語を0歳から続けてるのに3歳、4歳になっても話せない・・・
やっぱりおうち英語って意味がないんじゃ?
こういった声もあるかと思います。
それではなぜ話せないのか、大きく分けて3つの理由が原因にあるかと思います。
詳しく一つずつ見ていきましょう。
インプットする時間が足りていない
そもそもインプットする時間が足りていないのかもしれません。
言葉を発するには、およそ2000時間のインプットが必要だと言われます。
2歳で発語を目指そうと考えた場合、0歳から始めたとして一日3時間、2年間毎日インプットして可能となる、という事です。
毎日3時間も難しい、といった場合には必然的にもっと長い期間を要するという事になります。
継続出来ていない
ある短期間だけ集中的にインプットしても、英語に触れる機会がなくなってしまうと子供はどんどん忘れていってしまいます。
大人だって忘れてしまいますよね。
インプットしたその期間が決して無駄になったわけではありませんが、短期間のみ英語に触れたとしても、長期間日本語に触れていれば日本語優勢の脳に育っていくため、英語は定着することがありません。
毎日コツコツと、が重要です。
正しいインプット材料を選べていない
おうち英語では、どんな英語に触れたらいいのでしょうか。
DWEやミライコイングリッシュなどの英語教材?
それとも絵本やYouTubeで動画を検索して見せる?
沢山の方法がありますが、いずれもその子の年齢に合ったものを選ぶことが重要です。
幼児に大学の教科書のような英語の本を読み聞かせしても、暗記は出来るようになるかもしれませんが、意味として定着するのはなかなか難しいでしょう。
英語教材であれば、必ず対象年齢が書いてあります。
YouTubeなどの動画だと自分で判断するのが難しい場合もあるので、見極めが必要と言えるでしょう。
そしてなにより、こどもが興味のあるものを選ぶという事が大切です。
幼児期においては「遊び=学び」となります。
覚えた言葉を実生活に結び付け、体験できるようなインプット材料を選びましょう。
母国語に弊害がある!?
「幼少期に英語を学ぶ必要はない」
こんな風に言われたことがありますが、本当にそうでしょうか?
3歳までに80パーセント脳の機能が形成されると言われています。
そして、どんな「音」でも聞き分ける力があると言われる「耳の黄金期」は3歳までと言われています。
「耳の黄金期」については、我が子に0歳から英語を聞かせ続けたゆーまるも実感。
聞いた言葉をそのまま口に出せる能力は本当にすごい・・・!
我が家の場合
0歳からおうち英語を始めたゆーまる家ですが、結果今のところ弊害はありません。
母国語に弊害がなかった我が家の場合
- 両親とも英語が出来ない
- 通っている園や学校は、オール日本語
- 英語で会話する機会がない
こうした環境で育つと、否が応でも日本語優勢で育っていきます。
むしろ英語を定着させるほうが一苦労(汗
園に通い始めると日本語でお友達とのやり取りが増えるため、ますます日本語優勢になっていきました。
弊害があると言われる理由
それではなぜ弊害があると言われるのでしょうか?
問題とされているのは「二か国語喋れるが、どちらの言語も年相応のレベルに達していないといった現象が起こる」という事です。
こうした人をセミリンガルと呼ばれたりもします。
どうしてこのような現象が起きるのか、ざっくりと解説します。
幼少期に学んだ母国語から、第二言語のみに置き換わってしまった場合。
つまり母国語を学ぶ機会がなくなってしまった場合だと言えます。
日本で生活をしている以上、極端な事をしない限りこうした心配はないと言えます。
むしろメリット?
世界にはバイリンガル、トリリンガルといった複数の言語を操る人たちがいます。
複数の言語を使いこなす子供は、母国語のみを話す子供よりもIQが高いというデータもあるそうです。
バイリンガルが行っている言語のスイッチは脳の訓練になってるので、認知症にもなりにくいようです。
6年間おうち英語を続けて感じたこと
おうち英語を0歳から続けてきたわが家の子供達ですが、6歳の娘も4歳の息子も英語がペラペラという訳ではありません。
これは比較的ゆるくおうち英語を続けてきた結果だと思います。
ですが6歳でオンライン英会話を始めた娘は、確実に発音がきれいですし、先生とのやり取りもスムーズに行えていると感じます。
4歳の息子に関しては、日本語を話し始めたのは早かったのですが、英語はあまり話しませんでした。
ですが体験オンライン英会話で少しだけアウトプットの場を設けると、ふとした時に突然英語で話し始めたりなど、インプットしてきたことが確実に実っているのだと実感します。
急に英語で語りかけられたのには驚きました!
ゆるーくでも、日常での英語の語り掛けも大切ですね。
おうち英語『成功へのカギ』
各家庭によって様々なペースがあると思いますが、おうち英語を進めるうえで大切な事があります。
目標を決める
おうち英語を始めるうえで、目標を決める事は大切だと思います。
英語を話してどんな事をしたいのか、具体的に考えておくとモチベーションを保てるようになります。
まずは比較的達成しやすい目標をたてるのも良いでしょう。
私のおうち英語を始めた当初の目標は「子供達と海外旅行に行きたい!」
「旅行先で子供達に英語を喋って欲しい!」でした。(笑
目標の先に楽しみがある!そう考えるのも良いですよね。
コツコツ続ける
おうち英語に限りませんが、コツコツ続けるということが本当に重要!
と同時に、私自身一番難しいと感じるところでもあります。
正直私も数か月間、おうち英語から離れてしまった時期がありました。
「毎日2時間英語に触れさせよう!」と始めは意気込んでも、子供が成長するにつれてどんどんと忙しくなっていき、続けられずやめてしまう。
それでは本当にもったいないので、その時その時で無理なく続けられる方法を考えましょう。
また、一人では続けるのが難しい場合はスクールなどを頼るのも良いでしょう。
わが家のアウトプットは家では限界があったので、オンライン英会話に頼っています!
外部とのかかわりはいい刺激となって、モチベーションアップにも繋がります。
おうち英語の注意点と対処法
おうち英語はいつでも始められるというのが良いところ。
やってみようと思ったら、毎日の生活にすぐに取り入れる事が出来ます。
ですが最後にここで絶対に注意してほしいポイントがあるので、ぜひご覧ください。
おうち英語の注意点
おうち英語の最大の注意点、それは決して無理強いはしないこと!
「英語=辛い・嫌なもの」となってしまっては、子供はその後英語に触れる事を嫌がってしまいます。
年齢が上がってくるにつれて、英語ではない動画を見たいと言うようになる事もあります。
絵本も日本語の本が見たいと言われるようになります。
そうした時に、「英語じゃなきゃだめ!」と親が主導権を持ってしまうと、子供は苦手意識を持ってしまうものです。
英語には触れていてほしい、けれど日本語に触れる事も大切です。
日本語の中で生活していれば、日本語の動画を見たくなるのも当たり前ですよね。
娘も「英語じゃないのが見たい」という時期がありました。
「英語やめて」と言われた時の3つの対処方
わが家では、普段DVDや動画を英語で見ていたのに突然、「英語で見たくない」そう言われた時「分かったよ」そう言ってすぐに受け入れました。
内心『せっかく買った教材のDVDなのに~(涙』
と思ってましたが、それは子供達に悟られないように!笑
しかし受け入れただけじゃ終わりません!笑
主にわが家で実践している3つの対処法です。
いずれも効果があったので、ぜひ参考にしてみてください。
親が英語に興味を示す
子供達のテレビタイムが終わった後に、「今度はお母さんが見たいから」と言って、子供が気を引きそうな内容の動画を英語で見ました。
また、「お母さんが聞きたいから」と言って英語の音楽を流したり、とにかくお母さんが英語をやりたいんだよ、という事を伝えていきました。
そうすると子供達も興味が再び湧いてきて、自分達も見たいというようになりました。
英語を使った手遊びやゲーム
例えばじゃんけんを英語でやってみる、体を使った遊び歌を一緒にやってみる。
子供は遊びが好きなので、これだと英語で受け入れてもらえることがほとんどです。
英語で歌を歌えないのであれば、YouTubeなどで曲をかけながら手遊びや体を動かしてみるのもいいでしょう。
ポジティブな会話をする
幼児期の子供には少し難しいかもしれませんが、「英語が話せるようになったら、英語を話す国に一緒に行きたいね!」などと、話せるようになったら楽しい未来が待っている!と想像させるような会話をします。
実際に自分が「やりたいな、ワクワクするな!」という事は、子供もワクワクするものです。
子供も普段使わない英語を何のためにやっているのか分からないと、やりたい気持ちもなくなってしまいますよね。
お互いやってみたいことを話すことで、英語を続けるモチベーションを保つことができると思います。
まとめ
おうち英語が意味がない、皆さんはどのように感じましたか?
6年のんびりと続けてきたわが家ですが、確実に子供達の英語力は成長していると思います。
おうち英語から離れてしまった期間が少しありましたが、それでもコツコツ積み上げてきたものは決して無駄にはなっていません。
これから始められる方、もしくはお休みしていたけどまたやろうかな、そんな風に思ってくださった方々とゆーまるも一緒に頑張れたらうれしいです!